近年、ただ虫歯の治療をするだけでなく「美しく、白い歯」への関心が高まりつつあります。そのようなご要望に対して様々な治療をおこなっております。
当院では、3Dプリンターの微細で精密な加工技術を使用して、削った歯にピタリと合う、見た目にも自然で白いセラミックやジルコニアの詰め物を短時間で作成する、歯科用CAD/CAMシステムCEREC(セレック)を導入しています。
セレックは3Dカメラを使用した光学スキャナと、コンピュータで設計・製造を管理するCAD/CAM技術を組み合わせて、セラミックの詰め物を、歯型を取ることなくスピーディーに作成する画期的なシステムです。
歯の修復に使用するセラミックは、からだに馴染みやすく金属アレルギーの心配がなく、金属の詰め物に比べて長持ちするため、信頼性が高く、治療期間や治療回数も少なく済ませることができる治療方法です。
このような方にセレック治療がオススメ
- ・銀歯が目立つのが嫌だ
- ・結婚式が近いからきれいにしたい
- ・クリーニングやホワイトニングをやったら他の歯も白くしたい
- ・治療に時間をかけたくない方
- ・銀歯を自然な白さのものに替えたい方
- ・金属アレルギーをお持ちの方
- ・治療費用を抑えて審美歯科治療を受けたい方
- ・高精度な治療を希望されている方
セレック治療4つの特長
1. 治療にかかる時間が短縮できる
それぞれの患者さまに合わせて、最適な詰め物を素早く正確に作成するため、従来の治療より治療期間を短縮することができます。
そのため、お仕事で忙しい方や、治療回数をできるだけ少なくしたい方にもおすすめです。
※ただし、症例によってはセレックによる治療ができない場合がありますので、まずはご相談ください。
2.型取りが不要で患者さまの負担を減らせる
3Dカメラを用いてお口の中をスキャンし、光学印象を採得しますので、ドロっとした型取りの印象材をお口の中に入れる必要がありませんので、嘔吐反射がある人には非常に有効です。
3. 詰め物が精緻で馴染みやすく、虫歯の再発が少ない
保険治療の詰め物(銀歯)は、歯に馴染む性質がないため、歯と詰め物のわずかな隙間から菌が侵入しやすく、虫歯が再発しやすくなっています。
セレック治療の詰め物は精緻に作られていて、元々歯に馴染みやすい性質があるため、隙間から菌が侵入しにくく、虫歯の再発リスクを軽減することができます。
4. 丈夫で馴染みやすいセラミック治療
保険治療の詰め物(銀歯)は、金、パラジウム、銀、銅、亜鉛などの合金でできており金属アレルギーの方は使用できないだけでなく、金属アレルギーでない方が金属アレルギーを発症する可能性もあります。
しかし、セラミック治療は、金属を使用しないため金属アレルギーの心配が全くありません。
また、さまざまな歯の色にもある程度は対応でき、隣り合う歯によく馴染む素材のため審美的にとても優れています。
保険と自費(セラミック)の違い
保険診療は、健康保険が適用になるため1~3割負担になります。
自費診療は、健康保険が適用されず全額自費負担になります。
保険診療では、使用できる治療法や素材が限られているため、詰め物は銀歯や白い歯の素材も限られてしまいます。一方自費診療では、治療選択範囲が広くなり、患者さまに最適な素材や治療方法をご提案することができますので、より再発リスクを抑えた長持ちできる治療を行うことができます。
当院では無理に自費診療をお勧めしたりいたしません。
あくまでも患者さまのご要望をお伺いして、それぞれの治療のメリット・デメリットをわかりやすく説明した上で、ご納得いただける治療を行ってまいります。