入れ歯の種類を徹底解説|保険・自費の違いから選び方まで|藤井寺の歯医者|新美歯科|藤井寺市役所前

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入れ歯の種類を徹底解説|保険・自費の違いから選び方まで

入れ歯の種類を徹底解説|保険・自費の違い・費用・選び方まで【歯科医監修】

「入れ歯にはどんな種類があるの?」「保険と自費でどう違うの?」「自分にはどれが合う?」――入れ歯を初めて検討している方が最初に感じる疑問は、だいたいこの3つに集まります。

入れ歯(義歯)は大きく部分入れ歯総入れ歯の2種類に分かれ、さらにそれぞれに保険適用タイプと自費タイプがあります。素材・設計・固定方法によってメリット・デメリットが大きく異なるため、「とりあえず安いやつで」と選んでしまうと、後から後悔することも少なくありません。

この記事では、大阪府藤井寺市・羽曳野市で地域のかかりつけ歯科として診療を行う新美歯科が、入れ歯の全種類の特徴・費用・選び方のポイントをわかりやすく解説します。ぜひ最後まで読んで、自分に合った入れ歯選びの参考にしてください。

【ご注意】 入れ歯の種類や適応条件はお口の状態によって大きく異なります。本記事は一般的な情報提供が目的です。個々の治療方針は歯科医師による診察・検査をもとに決定されますので、まずはお気軽にご相談ください。



まず知っておきたい|入れ歯の2大分類

入れ歯はまず「何本の歯を失っているか」によって2種類に分かれます。

  部分入れ歯(部分義歯) 総入れ歯(全部義歯)
対象 一部の歯を失った場合 すべての歯を失った場合
固定方法 残っている歯にバネをかける・磁石で固定するなど 歯ぐきへの吸着・密着で固定
保険適用 あり(自費タイプもあり) あり(自費タイプもあり)

それぞれにさらに複数の種類があります。次の章から、保険タイプ・自費タイプを含めた全種類をひとつずつ丁寧に解説していきます。




部分入れ歯の種類【保険・自費 全5種類】

① ベーシック義歯(クラスプ付き部分入れ歯)|保険適用

最もスタンダードな部分入れ歯です。金属製のバネ(クラスプ)をとなりの歯にかけて固定し、ピンク色の樹脂(レジン)の床に人工歯を並べたシンプルな構造です。

健康保険が適用されるため費用を抑えられ、全国ほぼすべての歯科医院で対応しています。初めて入れ歯を作る方の多くが、まずこのタイプから始めます。

メリット

  • 費用が安い(3割負担で数千円〜1万5千円程度)
  • 修理・調整がしやすい
  • どの歯科医院でも対応可能

デメリット

  • 金属のバネ(クラスプ)が笑ったときに見えることがある
  • プラスチック製で汚れが付きやすく、経年劣化する
  • 厚みがあり異物感を感じる方も多い
  • 金属アレルギーの方には不向き

費用目安(3割負担): 数千円〜約1万5千円(歯の本数・設計により異なる)


② ノンクラスプデンチャー(金属バネなしの目立たない入れ歯)|自費

金属のバネ(クラスプ)を使わず、歯ぐきに近いピンク色の特殊樹脂で固定する部分入れ歯です。口を開けても金属が見えないため、見た目がとても自然です。

「笑ったときにバネが見えるのが嫌」「接客の仕事で見た目が気になる」という方に人気があります。

メリット

  • 金属が見えず、装着していると気づかれにくい
  • 軽くて薄いタイプが多く、違和感が少ない
  • 金属アレルギーの方にも対応可能な設計がある

デメリット

  • 保険適用外で費用が高くなる
  • 素材によっては耐久性に限界がある(5〜8年程度が目安)
  • 破損した場合の修理が難しい場合がある
  • すべての症例に適応できるわけではない

費用目安(全額自己負担): 約10万円〜30万円(使用素材・欠損本数により異なる)


③ 磁性アタッチメント義歯(マグネットで固定する入れ歯)|保険適用あり(条件付き)

残っている歯の根(歯根)に小さな磁性金属(キーパー)を取り付け、入れ歯内側の磁石と「カチン」と吸着させて固定する入れ歯です。バネを使わないため見た目が自然で、外れにくい安定感が大きな特長です。

近年、一定の条件を満たすケースに保険が適用されるようになりました(適応条件あり)。

メリット

  • 保持力が高く外れにくい
  • バネがないため見た目がすっきり
  • 着脱がシンプルで操作しやすい
  • 条件を満たせば保険適用可能

デメリット

  • 歯根が残っている場合のみ適応(完全に抜歯済みでは使えない)
  • キーパーを歯根に埋め込む外科処置が必要
  • MRI検査の際に注意が必要
  • 定期的なメンテナンスが必須

費用目安: 保険適用の場合は3割負担で数万円程度。自費設計も選択可能(詳細は診察時にご確認ください)


④ 金属床義歯(部分入れ歯タイプ)|自費

義歯床(入れ歯の土台部分)をコバルトクロム合金・チタン・金属などで作った部分入れ歯です。金属製なので薄く・軽く・丈夫で、食べ物の温度も伝わりやすいため食事の満足感が高くなります。

メリット

  • 薄くて異物感が少ない
  • 耐久性が高く長持ちする
  • 熱伝導が良く、食事の温度を感じやすい

デメリット

  • 保険適用外で費用が高い
  • 破損した場合の修理が難しい
  • 金属アレルギーのリスクがある

費用目安: 約20万円〜50万円(使用金属の種類により異なる)


⑤ コーヌスデンチャー(精密な摩擦力で固定する入れ歯)|自費

残っている歯に「内冠」と呼ばれる金属冠をかぶせ、入れ歯側の「外冠」と精密にはめ込んで摩擦力で固定する部分入れ歯です。バネを使わないため見た目が自然で、非常に高い固定力があります。

メリット

  • 固定力が非常に高く外れにくい
  • バネがなく見た目が自然
  • 残存歯をしっかり活用できる

デメリット

  • 内冠を取り付けるために支えとなる歯を削る必要がある
  • 精密な製作が必要なため時間とコストがかかる
  • すべての歯科医院で対応しているわけではない

費用目安: 約30万円〜50万円




総入れ歯の種類【保険・自費 全3種類】

すべての歯を失った場合に使用するのが総入れ歯(全部義歯)です。歯ぐきへの吸着・密着で固定するため、部分入れ歯とは設計の考え方が異なります。

① レジン床総義歯|保険適用

プラスチック(レジン)で作られた最もスタンダードな総入れ歯です。保険が適用されるため費用を抑えられます。まず総入れ歯が必要になった方が選ぶ第一候補のタイプです。

特徴

  • 保険適用で費用負担が少ない(3割負担で約1万円〜2万円)
  • ある程度の厚みがあり、熱が伝わりにくい
  • 使用とともに劣化・摩耗し、合わなくなることがある
  • 定期的なリベース(床の修正)が必要

② 金属床総義歯|自費

義歯床の一部または全体をコバルトクロム合金・チタンなどの金属で作った総入れ歯です。レジン床に比べて薄く・丈夫で、食事の温度もよく伝わります。

特徴

  • 薄くて軽く、異物感・話しにくさが少ない
  • 熱伝導が良く、食事をより快適に楽しめる
  • 耐久性が高く長期間使用できる
  • 費用は約20万円〜50万円(全額自己負担)

③ 精密総義歯(オーダーメイド総入れ歯)|自費

患者さま一人ひとりのお口の形・噛み合わせ・顎の動きを精密に計測し、オーダーメイドで作製する総入れ歯です。通常の総入れ歯より数多くの工程をかけて設計するため、フィット感・安定性・噛み心地が格段に向上します。

特徴

  • 精密な噛み合わせ設計でズレや痛みが少ない
  • 「今まで入れ歯が合わなかった」という方に適している
  • 費用は約30万円〜80万円(クリニックや設計内容により異なる)



入れ歯の種類を一覧で比較

種類 分類 保険 費用目安(3割負担) 見た目 耐久性 こんな方向け
ベーシック義歯(クラスプ付き) 部分 数千円〜1.5万円 費用を抑えたい方
ノンクラスプデンチャー 部分 × 10〜30万円 見た目を重視したい方
磁性アタッチメント義歯 部分 △(条件付き) 数万円〜(保険) 外れにくさを求める方
金属床義歯(部分) 部分 × 20〜50万円 薄さ・耐久性を求める方
コーヌスデンチャー 部分 × 30〜50万円 最高の固定力を求める方
レジン床総義歯 1〜2万円 費用を抑えたい方
金属床総義歯 × 20〜50万円 薄さ・快適さを求める方
精密総義歯 × 30〜80万円 今まで合わなかった方


自分に合った入れ歯の選び方|4つのポイント

ポイント① 見た目を最優先にしたい方

「笑ったときに金属を見せたくない」「仕事柄、装着しているとわからない入れ歯にしたい」という方には、ノンクラスプデンチャーまたは磁性アタッチメント義歯が有力な選択肢です。

保険適用外になりますが、見た目の改善効果は大きく、特に前歯を含む欠損に高い満足度が報告されています。

ポイント② 費用をできるだけ抑えたい方

費用面での負担を抑えたい方には、まず**ベーシック義歯(クラスプ付き)**が第一候補です。歯根が残っている場合は、磁性アタッチメント義歯が保険の範囲内で選べる可能性もあります。

保険適用の可否はお口の状態によって異なりますので、必ず診察・検査のうえでご確認ください。

ポイント③ 外れにくさ・安定感を求める方

「食事中に入れ歯が動く」「しゃべっているうちに外れる」というお悩みには、磁性アタッチメント義歯コーヌスデンチャーが効果的です。歯根が残っている場合は特に適応を検討する価値があります。

ポイント④ 総入れ歯で快適さを求める方

総入れ歯でも、金属床総義歯精密総義歯を選ぶことで、薄く・熱が伝わりやすく・フィット感の高い入れ歯を作ることができます。「今まで使っていた入れ歯がなんとなく合わない」と感じている方にこそ、ぜひ一度ご相談いただきたいタイプです。

注意: 入れ歯の種類は見た目だけでなく、噛み合わせ・残存歯の状態・骨格・全身疾患(骨粗しょう症・糖尿病など)によっても適応が変わります。インターネット情報だけで判断せず、必ず歯科医師による口腔内検査・診断を受けてください。




保険適用の入れ歯と自費の入れ歯、どちらがいいの?

「保険でいいの?」「自費にする必要があるの?」と迷う方はとても多いです。一概にどちらが良いとは言えませんが、以下の視点で考えると整理しやすくなります。

保険の入れ歯が向いている方

  • 費用をできるだけ抑えたい
  • まず入れ歯を試してみたい
  • 見た目より機能を優先したい

自費の入れ歯が向いている方

  • 見た目の自然さにこだわりたい
  • 長期的に快適に使いたい
  • 保険の入れ歯を使ったが満足できなかった

保険適用の入れ歯から使い始めて、その後に自費のタイプへ変更することも可能です。まずは気軽にご相談ください。




入れ歯作製の一般的な流れ

新美歯科での入れ歯治療は以下の流れで進みます。患者さまのお口の状態や選ぶ種類によって診察回数は異なります。

  1. 初診・口腔内検査・レントゲン撮影
    残存歯の状態・骨の状態・噛み合わせを確認。どの種類の入れ歯が適応かを診断します。

  2. 治療計画の説明・種類の選択
    保険・自費の選択肢、費用の目安、治療期間をご説明。患者さまと相談しながら種類を決定します。

  3. 型取り・咬合採得
    精密な印象採得(型取り)と噛み合わせの記録を行い、技工所に製作を依頼します。

  4. 試適・調整
    完成した義歯を試適し、噛み合わせ・装着感・審美性を確認。必要に応じて調整します。

  5. 装着・使用方法の説明
    着脱・洗浄方法・注意点をご説明し、装着していただきます。

  6. 定期メンテナンス
    定期的に噛み合わせ・適合状態を確認。お口の変化に合わせて調整・リベースを行います。




よくある質問(FAQ)

Q. 入れ歯を作るのに何回通院が必要ですか?
A. 種類や症例によって異なりますが、一般的に5〜8回程度が目安です。磁性アタッチメント義歯のようにキーパーの埋入処置が必要な場合はさらに回数が増えることがあります。初診時にご説明します。

Q. 保険の入れ歯から自費の入れ歯に変更できますか?
A. 可能です。保険の入れ歯を使用しながらご不満がある場合、自費のノンクラスプデンチャーや磁性アタッチメント義歯への変更ができます。保険診療と自費診療の混在には一定のルールがありますので、詳細はご相談ください。

Q. 入れ歯は毎日外して洗う必要がありますか?
A. はい。就寝前には取り外し、義歯用洗浄剤や義歯用ブラシで清掃することをおすすめします。口腔内の衛生状態を保つことで、残存歯や歯ぐきへの悪影響を防げます。

Q. 使っているうちに入れ歯が合わなくなることはありますか?
A. あります。歯を失った後、顎の骨(歯槽骨)は徐々に吸収・退縮する傾向があります。そのため長期間使用した入れ歯はお口の形に合わなくなることがあります。定期的なメンテナンスと必要に応じたリベース(床の修正)が大切です。

Q. 入れ歯とインプラントはどちらが良いですか?
A. インプラントは天然歯に近い噛み心地が得られますが、外科手術を伴い費用も高くなります。全身疾患や骨量不足により適応できないケースもあります。入れ歯はより多くの方に適応でき、費用も抑えられます。どちらが良いかはお口の状態・全身状態・ご希望・費用によって異なりますので、歯科医師にご相談ください。




新美歯科での入れ歯相談・診察について

新美歯科(大阪府藤井寺市・羽曳野市)では、患者さまおひとりおひとりのお口の状態・ライフスタイル・ご希望に合わせた入れ歯治療をご提案しています。

「どんな入れ歯が自分に合うかわからない」「今の入れ歯に不満がある」「費用が心配」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

保険適用のベーシック義歯から、審美性を重視したノンクラスプデンチャー、保持力の高い磁性アタッチメント義歯まで幅広い選択肢をご用意しています。診察・検査のうえで、患者さまにとって最適な治療計画をご提案いたします。


※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個々の診断・治療方針は歯科医師による診察をもとに決定されます。保険適用の条件・費用は診察内容・患者さまの状態・改定状況により異なります。最新情報は新美歯科へお問い合わせください。

文責:新美歯科 理事長
歯科医師 新美 晴也


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