子どもの歯(乳歯)はいつから生える?順番・時期の目安とおうちケアの基本
赤ちゃんの成長の中でも大きな節目のひとつが「歯の生え始め」です。乳歯が生える時期・順番の目安と、生え始めに気をつけたいケア、よくある疑問について、藤井寺市の新美歯科がわかりやすく解説します。
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監修
新美歯科 理事長 新美 晴也
2013年3月 愛知学院大学歯学部卒業。2019年7月に藤井寺にて新美歯科を開院。お子さまから大人まで、幅広い年代の患者様の口腔ケアに携わっています。
この記事でわかること
乳歯は生後6ヶ月ごろから生え始める
子どもの歯は「乳歯(にゅうし)」と呼ばれ、一般的に生後6ヶ月頃から生え始めます。乳歯の本数は全部で20本で、2歳から3歳頃までに生え揃うのが一般的な目安です。
ただし、歯が生える時期や順番には個人差があります。1歳頃まで生えないお子さまもいれば、稀に生まれたときから歯が生えている「先天歯」のケースもあります。多少の前後は心配しすぎず、この記事の目安を参考にしてください。
乳歯が生える順番と時期の目安

生える時期が遅いと感じたら|見分け方とおうちケア
乳歯が生える時期には、かなり個人差があります。一般的には生後6〜8ヶ月頃に下の前歯から生え始めますが、早い場合は生後4ヶ月頃、遅い場合は1歳頃、なかには1歳4〜5ヶ月頃に初めて生えるお子さまもいます。多少前後しているというだけで、すぐに異常と考える必要はありません※1。
まずは全身の発育とあわせて確認する
乳歯が生える時期は、次のような要因で前後することがあります。
- 生まれつきの体質や家族差
- 早産や低出生体重(早産の場合、実際の月齢ではなく修正月齢で考えることがあります)
- 全身の発育がゆっくりしている
- 栄養状態や代謝に関わる病気
- 歯の数が少ない、歯の発育に関する局所的な問題
歯だけを見て一喜一憂するのではなく、身長・体重・運動発達なども含めて、全身の成長が順調かどうかをあわせて確認することが大切です。
「順番が違う」だけならすぐに異常とは限らない
下の前歯から生えることが多いものの、左右差があったり、標準的な順番と多少異なったりすることは珍しくありません。ただし、前歯がまったく生えないまま奥歯だけが先に生える、片側だけ長期間生えてこないといった場合は、歯の位置や生えるスペースに問題がないか、小児歯科で確認しておくと安心です。
- 1歳を過ぎても、歯ぐきの膨らみや硬い部分などの兆候がまったくない
- 1歳6ヶ月頃になっても、1本も生えていない
- 左右差が大きく、片側だけ長期間生えてこない
- 歯ぐきが強く腫れている、出血する、膿がある
- 痛みが強く、食事や睡眠に支障が出ている
- 生えた歯の形・色・大きさが明らかに気になる
- 歯の遅れに加えて、体重増加や発達など全身面にも心配がある
- 汗をほとんどかかない、発熱しやすいなど、全身症状を伴う
歯科では口の中の状態を確認し、必要に応じて画像検査で歯の芽の有無や位置を調べることもあります。ただし乳幼児の検査は年齢や協力度によって実施方法が変わるため、検査の必要性は担当の歯科医師が判断します。
生えるのが遅い場合でもできるおうちケア
歯が生える前
歯がまだ見えていなくても、口のケアは始めて構いません。
- 授乳や食事の後に、清潔なガーゼやコットンで歯ぐきをやさしく拭く
- 口の中を触られることに慣れる練習をする
- 歯ブラシを見せたり、持たせたりして慣れさせる
- 哺乳瓶や母乳をくわえたまま寝る習慣はできるだけ避ける
- 甘い飲み物やジュースをだらだら飲ませない
歯が生える前は、フッ化物配合歯磨剤を使う必要はありません。歯ぐきを強くこすったり、無理にマッサージしたりするのは避けましょう。
歯が生え始めたら
日本小児歯科学会など4学会の推奨では、歯が生えてから2歳までは、900〜1,000ppmFのフッ化物配合歯磨剤を米粒程度(1〜2mm)使い、就寝前を含めて1日2回歯みがきをするとされています※2。
| 年齢 | 歯磨剤の目安 | みがき方 |
|---|---|---|
| 歯が生えてから2歳 | 米粒程度(1〜2mm) 900〜1,000ppmF |
1日2回、保護者が仕上げみがき。うがいが難しければ、みがいた後に歯磨剤を軽く拭き取る |
| 3〜5歳 | グリーンピース程度(約5mm) 900〜1,000ppmF |
1日2回。吐き出した後、うがいは少量の水で1回程度 |
| 6歳以上 | 歯ブラシ全体程度 1,400〜1,500ppmF |
1日2回。必要に応じて保護者が確認 |
歯ブラシは、月齢に合った小さく柔らかいものを使い、保護者が口の中を確認しながらみがきます。歯磨剤は子どもの手の届かない場所に保管し、チューブを大量に飲み込まないよう注意してください。
食事の進め方
歯の本数が少ない時期は、歯ぐきや舌でつぶせる硬さの食材を中心にします。歯の生え方が遅いからといって、月齢だけを基準に急に硬い食材へ進めると、食べにくくなることがあります。
- やわらかく煮る
- 一口量を小さくする
- 舌や歯ぐきでつぶせる硬さにする
- 丸飲みになっていないか観察する
- 食事中は座らせ、急がせない
一方で、歯の本数だけを理由に食形態を長期間停滞させる必要もありません。歯科医師や栄養士に相談しながら、口の動きと食べる様子に合わせて少しずつ進めていきましょう。
※1 出典:公益財団法人母子衛生研究会「歯とお口のケア」 ※2 出典:日本小児歯科学会ほか4学会合同「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法について」(2023年)
「うちの子の歯、これで大丈夫?」と思ったら
歯の生え方には個人差があるため、ご自宅だけで判断が難しいこともあります。気になる点があれば、お気軽にご相談ください。
- 歯の生えるタイミングが目安より遅い気がする
- 歯並びや噛み合わせが気になる
- 仕上げ磨きのやり方に自信がない
- そろそろ歯医者デビューをさせたい
藤井寺市・羽曳野市・柏原市・松原市・八尾市の方、お気軽にお越しください。
歯が生える際に見られる症状と対処法
歯が生える時期には、以下のような様子が見られることがあります。多くは生理的な反応ですが、対処法を知っておくと安心です。
よだれが増える
柔らかいタオルでこまめに拭き取り、口まわりの肌を清潔に保ちましょう。かぶれ予防にもなります。
歯ぐきの腫れ・かゆみ
冷やした歯固めを使うと、むずがゆさが和らぎ落ち着くことが多いです。
夜泣き・不機嫌
不快感によるものと考えられます。抱っこや優しい声かけで、赤ちゃんの気持ちに寄り添いましょう。
歯が生えたら始めたいケアの基本
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最初の歯が生えたら歯みがきをスタート
柔らかいガーゼやシリコン製の指サックで、歯と歯ぐきを軽く拭くことから始めましょう。慣れてきたら、少しずつ歯ブラシの感触に慣れさせていきます。
-
仕上げ磨きの習慣をつける
最初は歯ブラシに慣れることが目的です。お子さまが嫌がらない範囲で、短時間から始めるのがコツです。
-
フッ素を活用して虫歯予防
フッ化物配合歯みがき粉は、年齢によって適切な量・濃度が異なります。日本小児歯科学会など4学会が推奨する年齢別の目安は「生える時期が遅いと感じたら|見分け方とおうちケア」内の表でご確認いただけます。年齢に応じた使い方については、歯科医院でも案内可能です。
よくある質問
歯が生えるのが遅いけど大丈夫?
歯が斜めに生えてきたけど問題ない?
歯ぎしりがひどいけど大丈夫?
初めての歯医者はいつ頃がいい?
まとめ|新美歯科の小児歯科について
子どもの歯が生える順番やその時期、適切なケア方法を知ることは、保護者の方にとって大切な準備のひとつです。毎日の歯みがきと定期的な歯科検診を習慣にし、お子さまの健やかな歯の成長をサポートしていきましょう。
新美歯科では、お子さまが楽しく通える環境づくりに力を入れています。乳歯が生えてこない、歯並びが気になるなど、お子さまの歯に関するご不安があれば、いつでもお気軽にご相談ください。
この記事の編集・監修は新美歯科 理事長 新美晴也です。
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