インプラント術後のメンテナンスはなぜ必要?放置するリスクと通院頻度・費用の目安
「入れて終わり」ではありません。インプラントは天然の歯以上に、入れた後のケアが長持ちの鍵を握ります。なぜメンテナンスが欠かせないのか、放置するとどうなるのか、通院頻度や費用の目安まで詳しくご説明します。
読み終わるまで約4分
監修
新美歯科 理事長 新美 晴也
2013年3月 愛知学院大学歯学部卒業。愛知学院大学歯学部附属病院、小室歯科ターミナルビル診療所での勤務を経て、2019年7月に藤井寺にて新美歯科を開院。2022年3月に医療法人藤美会 新美歯科を設立。院長として1,000本以上のインプラント治療を担当し、治療後の長期的な安定にも力を注いでいます。
この記事でわかること
すでにインプラントを入れている方も、無料でご相談いただけます
「他院で入れたインプラントのメンテナンスをお願いしたい」という方も歓迎です。まずは現在の状態を検査でお調べします。
- インプラントを入れてから検診を受けていない
- 歯ぐきの腫れや違和感が気になる
- 他院で治療したインプラントのケアを相談したい
- これからインプラント治療を検討している
藤井寺市・羽曳野市・柏原市・松原市・八尾市の方、お気軽にお越しください。
インプラントに「メンテナンスがいらない」は誤解
「インプラントは人工物だから虫歯にならない」「入れてしまえばもう安心」――そう思われている方は少なくありません。確かにインプラント自体(チタン製の人工歯根)が虫歯になることはありません。しかし、インプラントを支えている歯ぐきや骨は、天然の歯と同じ生体組織です。周囲のケアを怠れば、歯周病と同じように炎症が起こり、最悪の場合はインプラントを失うことになります。
厚生労働省の調査でも、治療後10年で失われるインプラントは約1割とされており、その多くはメンテナンス不足が関係していると考えられています。逆にいえば、適切なメンテナンスを継続すれば、10〜30年以上にわたり機能させることも十分に可能です。せっかく時間と費用をかけて手に入れた噛める歯を長持ちさせるために、メンテナンスは治療の「後工程」ではなく、治療そのものの一部と捉えていただく必要があります。
メンテナンスを怠るとどうなるか|インプラント周囲炎
インプラント周囲の歯ぐきや骨に起こる炎症を「インプラント周囲炎」と呼びます。天然歯の歯周病とよく似ていますが、進行の仕方にはインプラント特有の注意点があります。
プラーク(細菌の塊)の蓄積
歯みがきで落としきれない汚れがインプラント周囲にたまり、歯ぐきに炎症(インプラント周囲粘膜炎)が起こります。
骨が溶ける(インプラント周囲炎)
炎症を放置すると、インプラントを支える顎の骨が少しずつ吸収され、グラつきが出てきます。
自覚症状が出にくい
インプラントには天然歯のような神経がないため、痛みを感じにくく、気づいたときにはかなり進行しているケースがあります。
進行すると撤去が必要に
重度になるとインプラントを支えられなくなり、除去せざるを得なくなることがあります。再手術には追加の費用と期間が必要です。
天然歯とインプラントのメンテナンスの違い
| 比較項目 | 天然歯(歯周病) | インプラント(周囲炎) |
|---|---|---|
| 痛みなどの自覚症状 | 〇 比較的出やすい | × 神経がなく気づきにくい |
| 進行のスピード | 〇 比較的緩やか | × 進行が速い傾向 |
| 血流・免疫の働き | ◎ 歯根膜があり抵抗力がある | × 歯根膜がなく炎症が広がりやすい |
| セルフケアの重要性 | 〇 重要 | ◎ 特に重要 |
インプラントには天然歯にある「歯根膜(しこんまく)」というクッション兼センサーの役割を持つ組織がありません。そのため、力の変化や炎症を感じ取りにくく、進行に気づきにくいという特徴があります。だからこそ、ご自身の自覚症状に頼らず、歯科医院での定期チェックが不可欠なのです。
新美歯科のメンテナンスで行うこと
-
歯ぐきの検査(プロービング)
専用の器具で歯ぐきの溝の深さを測定し、炎症の有無や進行度を確認します。
-
レントゲンによる骨の状態確認
インプラント周囲の骨が痩せていないか、定期的にレントゲンで確認します。
頻度目安:年1回程度 -
専用器具によるクリーニング
インプラント表面を傷つけない専用のスケーラーやポリッシャーを使い、天然歯とは異なる方法でプラークや歯石を除去します。
-
噛み合わせ・ネジの緩みチェック
上部構造(人工歯)のぐらつきやネジの緩み、噛み合わせのバランスを確認し、必要に応じて調整します。
-
セルフケアの見直し・ご指導
歯ブラシの当て方や、インプラント周囲に適した清掃補助具(歯間ブラシ・フロス等)の使い方をあらためてご案内します。
10年100%保証も、定期メンテナンスがあってこそ
保証制度は、医院規定を満たしている場合に適用されます。定期的なご来院が、結果的に安心と費用の節約につながります。
無料カウンセリングに申し込む通院頻度の目安
メンテナンスの頻度は、お口の状態や本数、生活習慣によって異なりますが、一般的には3〜6ヶ月に1回程度のご来院をおすすめしています。
| お口の状態 | 頻度の目安 |
|---|---|
| 歯ぐきの状態が良好・清掃状態も良い | 6ヶ月に1回 |
| 標準的なケース | 3〜4ヶ月に1回 |
| 過去に炎症の指摘があった/喫煙・糖尿病等のリスクがある | 2〜3ヶ月に1回 |
「忙しくて毎回は通えない」という方も、少なくとも年1回のレントゲン確認は受けていただくことを強くおすすめします。骨の変化は自覚症状が出にくいため、画像でのチェックが早期発見の鍵になります。
ご自宅でのセルフケア
正しいブラッシング
インプラントと歯ぐきの境目は汚れが残りやすい部分です。歯ブラシの角度や力加減を、メンテナンス時に確認しましょう。
歯間ブラシ・フロスの活用
インプラント専用の清掃器具(スーパーフロスなど)を使うことで、歯ブラシだけでは届かない部分の汚れを除去できます。
禁煙
喫煙は歯ぐきの血流を悪化させ、インプラント周囲炎のリスクを大きく高める要因の一つです。
全身疾患のコントロール
糖尿病などは炎症の治りにくさに影響します。持病がある方は、かかりつけ医とも連携しながら管理していきましょう。
メンテナンスにかかる費用
定期メンテナンス(検査・クリーニング込み)
5,500円〜8,800円(税込・1回あたり)
※お口の状態や検査内容(レントゲン撮影の有無等)により変動します。詳細はカウンセリング・受診時にご案内します。
メンテナンス費用だけを見ると「継続すると意外とかかる」と感じるかもしれません。しかし、インプラント周囲炎が進行してから再手術・再治療を行う場合の費用や身体的な負担と比べると、定期的なメンテナンスの方が結果的に負担を抑えられるケースがほとんどです。10年100%保証も、こうした定期的なご来院を前提とした制度です。
メンテナンスを続けた場合/続けなかった場合
| 比較項目 | 定期メンテナンスを継続 | メンテナンスを受けない |
|---|---|---|
| インプラント周囲炎の早期発見 | ◎ 検査で早期に発見しやすい | × 自覚症状が出るまで気づきにくい |
| 長期的な生存率 | ◎ 10年で96.8%前後(French他, 2021年の追跡研究) | × 低下するリスクが高い |
| 保証制度の適用 | ◎ 医院規定を満たせば適用 | × 適用されない場合がある |
| トータルの費用負担 | 〇 定期費用はかかるが再治療は少ない | × 再手術・再治療で高額になりやすい |
よくある質問
メンテナンスをサボるとどうなりますか?
保証はメンテナンスを受けなくても有効ですか?
メンテナンスの費用はどれくらいかかりますか?
忙しくて頻繁に通院できません。どうすればよいですか?
天然の歯と同じケアで問題ありませんか?
他院で治療したインプラントのメンテナンスもお願いできますか?
インプラント周囲炎になった場合、治療できますか?
アクセス・診療時間
インプラントは「入れて終わり」ではなく、その後のメンテナンスを含めて一つの治療です。自覚症状が出にくいからこそ、定期的な検査で歯ぐきと骨の状態を確認することが、長く快適に使い続けるための最大のポイントになります。
すでにインプラントを入れている方も、これから治療を検討している方も、メンテナンス体制について気になることがあれば、まずは無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。
この記事の編集・責任者は新美歯科 理事長 新美晴也です。
インプラントを長持ちさせるために、まずはご相談ください
| 頻度 | 3〜6ヶ月に1回が目安(状態により調整) |
|---|---|
| 内容 | 歯ぐき検査・レントゲン確認・専用クリーニング・噛み合わせチェック |
| 費用 | 1回あたり 5,500円〜8,800円(税込) |
| 保証 | 治療から10年以内 — インプラント本体・上部構造とも100%保証(医院規定を満たす場合) |
| 診療時間 | 9:00〜18:30(土曜午後・日曜・祝日休診) |
| 住所 | 〒583-0034 藤井寺市小山藤の里町1-47(専用駐車場13台) |
他院で治療されたインプラントのメンテナンスご相談も承っております。
無料カウンセリングに申し込むお電話でのお問い合わせも受け付けております。